I-GETの新グループVui Vui。新体制になったREADY TO KISS、お披露目合同ライブを開催!!

 「新しい風」と、「つねに変化し続ける風」。楽曲を味わううえで、そこには"新鮮さ"と"耳に馴染んだ"という違いはある。でも、歴史の歩みに関係なく、グループ自体の放つ空気が変われば、「始まり」と「継続」の違いにも同じように"新鮮さ"を覚える…。


1月29日(月)、池袋リヴォイスで「READY TO KISS新体制&I-GET新グループお披露目公演」が行われた。出演したのは、この日がライブデビューとなった新グループのVui Vuiと、新メンバーを3人加えて新体制になったREADY TO KISS。チケットはソールドアウトを記録。当日の模様を、お伝えしたい。


Vui Vui


先に登場したのが、この日、初めて人前に立ったVui Vui。メンバーは、以下になる。

服部ひよ・成瀬樹里・二階堂まりぃ・花咲るん


 メンバーは、I-GET 研修生ユニットのBABY TO KISSから昇格した子などの経験者から、アイドル初体験の子まで様々。中でも成瀬樹里は、以前に埼玉を中心に長くアイドル活動をしていた。彼女にとっては、1年半ぶりのグループ活動になったことも伝えておきたい。


まさに、"初々しい"という言葉が似合う女の子たち。この日の冒頭を飾ったのが、かつてI-GETに所属していたQnto Syrupの『恋のリトマス試験紙(2024version)』。初々しく清楚な印象を与える今の彼女たちに似合う表情??一生懸命に振りを合わせようとするが、どこかずれてしまうのも、今はお愛嬌。「ねぇ、好き?」と二階堂まりぃが告白したとたん、フロア中から「オーッ!!」と熱い声が上がっていた。この日の観客たちはみんな、未完成な4人をとても好意的に受け止めていた。


ここで、グループ名がVui Vuiになったことを報告。続いて披露したのが、初のオリジナル曲『最初はV!じゃんけんポン!』。「最初はV!じゃんけんほん」の声から、歌がスタート。I-GET所属グループの楽曲を手がける石谷光らしい、シンガロングしたくなるキャッチーでキュートなビートパンクナンバーだ。中に、「じゃんけんぽん」と、ファンたちとじゃんけんをしてゆく場面も登場。フロアのあちこちでカラフルなペンライトの輝きが揺れれば、一緒にじゃんけんほんをしてゆく様も見受けられた。


最後を飾ったのが、HOT DOG CATの『オリンピック・ハイテンション(2024version)』。この曲を歌っていたHOT DOG CATよりも、初々しさとあどけなさは勝るが、あの弾けっぷりに追いつくにはまだまだ?これからの成長を予想した場合、Vui VuiにはHOT DOG CATのような楽曲が似合いそうだ。今後、オリジナル曲が増えていくが、彼女たちは今後もQnto SyrupとHOT DOG CATの楽曲も引き継いでゆく。もしやVui Vui、Qnto SyrupとHOT DOG CATの遺伝子を受け継ぎ、より昇華したグループ??そんな予感を覚えさせる、初々しくも、ちょっとハラハラドキドキする初ライブだった。最後の告知で、しゃべるのを忘れてしまうドジっ子たちなところも、Vui Vuiらしさ?!



READY TO KISS


新メンバー3人を迎え、新体制となったREADY TO KISS。現在のメンバーは以下になる。

牧野広実・木村ゆみか・もりしょうこ・水島さくら・瀬戸佳凛(新メンバー)・七海なの(新メンバー)・白浜さや(新メンバー)


先に伝えておくと、牧野広実は、2月20日にSpotify O-EASTで行うワンマン公演を持ってREADY TO KISSを卒業する。今の新体制での活動自体は約半年強になる。牧野広実の卒業に合わせての新体制披露ではなく、彼女の卒業を控えたうえで新体制を見せたのは、READY TO KISSの精神的な支柱である牧野広実の意志を、短い期間とはいえ、現場での経験を通して伝えようとしてのこと。この日はREADY TO KISSの歩みを長年支えてきた初期曲がメイン。それも、READY TO KISSの軸となる姿を、しっかり継承しようとしてのことだった。


 新体制となったREADY TO KISSが最初に歌ったのが、READY TO KISSの始まりを告げた『Chu Chu』。今のメンバーたちの大半が、経験の浅い子たち。経験豊富な牧野広実が全体を引っ張りながら、他のメンバーたちが、牧野広実の気持ちについてゆくのが今のスタイル?経験組が振りをしっかり合わせていく中、新人チームも合わせてゆくが、自分らしく主張してゆく様も見えるところへ、嬉しい将来性と魅力を覚えた。


弾けたポップチューンの『トップシークレット~切ない極秘事項~』で見せた元気な姿。ただ、まだまだ歌唱力には不安定な部分も見えている。そのマイナスを補っているのが、声を張り上げて熱狂する観客たち。今はまだ、観客たちやメンバーの牧野広実に引っ張られてのライブかも知れない。でも、何時だってREADY TO KISSは、体制が変わるたびに不安定な不安さえも力に変えてきた。メンバー7人中、水島さくらを含めた4人が新人。でも、新メンバー3人ともアイドル経験者だけに、これからどんな風にREADY TO KISSの色を自分なりに吸収し、昇華してゆくのかへ期待したい。


その経験者ぶりを垣間見るように、曲を重ねることで緊張もほぐれてきたのか、次第に堂々してゆく様もパフォーマンスの中から見えてきた。『秒シミュレーション』では、多少ピッチが不安定な面もあったが、今、この場を楽しもうと歌い躍る様も見せていた。


 メンバーみんなの歌声が、とてもフレッシュだ。まだまだ身体に馴染みきれてないからこそ見せる、真っ直ぐな姿。その魅力は、『STAR LIGHT~星色のこの気持ち、空に映れ~』のような、思いを真っ直ぐに歌う楽曲にとても似合う。7人が、気持ちを一つに元気いっぱいに歌う様が眩しい。


『エメラルドクリームソーダ』で見せたメンバーたちの愛らしい姿と笑顔も、まだまだ磨きたての今のREADY TO KISSに似合う表情だ。過去に経験を背負ったうえでの新人たちという理由もあるからだろう、曲を重ねるごとに、少しずつだが見ている側のハラハラさも取れ、必死にはしゃぐ彼女たちの姿を微笑ましく見れていた。でもやはり、ファンたちの熱情した声が、今のメンバーたちの背中を押しているのは間違いない。


そんな初々しい彼女たちも、いつかは無敵な自分になっていくのだろうか。その期待を背負って、最後にREADY TO KISSは『ムテキモード』を元気いっぱいに歌唱。まだまだ“ドッキドキしちゃう”ライブだ。むしろ今は,その未完成な無謀ぶりを楽しみたい。

 メンバーが一気にフレッシュになったことで、自分たちで(過去とは異なる?)新しい色を付け始めたREADY TO KISS。その姿がどんな輝きを放つのか、楽しみにしていたい。早く、止まらない"ときめき"を与える存在になってもらいたい。


PHOTO: 中田英之 

TEXT:長澤智典


インフォメーション


2月20日(火)

『READY TO KISS 牧野広実卒業公演~Last Call for the future~』

【日程】2024年2月20日(火)

【会場】Spotify O-EAST

【時間】開場 18:00/開演 19:00

【料金】※各D代別

Sチケット(前方エリア/特典付) 20,000円

Pチケット(2階撮影可能エリア)15,000円

Aチケット(中間エリア) 3,000円

Bチケット(後方エリア) 1,000円

Cチケット(後方エリア/手売り) 1,000円

当日券(後方エリア)2,000円


【チケット予約】

■Sチケット/Pチケット/Aチケット/Bチケット

https://t.livepocket.jp/e/readytokiss-240220


『READY TO KISS 牧野広実卒業公演~Last Call for the future~』

にOGメンバーの出演が決定しました✨✨

【出演メンバー】

大川彩菜・天羽希純・佐々木美帆・弓川いち華・如月優衣・瑚白うみ・咲来まいか・新川るり


SNS


Vui Vui

https://twitter.com/vuivui_idol

服部ひよ @hattori_hiyo

成瀬樹里 @ojurimaru

二階堂まりぃ @nikaidoumarii

花咲るん @rururun_hana


READY TO KISS

https://www.ready-to-kiss.jp/

https://twitter.com/READYTOKISSoffi

牧野広実 @makino_hiromi

木村ゆみか @yumika_k04

もりしょうこ @shokomori39

水島さくら @mzsm_39ra

瀬戸佳凛 @seto_karin_

七海なの @_nanaminano_

白浜さや @SAYA_shirahama


セットリスト

Vui Vui

『恋のリトマス試験紙(2024version)』(Qnto Syrup楽曲)

『最初はV!じゃんけんポン!』(オリジナル)

『オリンピック・ハイテンション(2024version)』(HOT DOG CAT楽曲)


READY TO KISS

『Chu Chu』

『トップシークレット~切ない極秘事項~』

『秒シミュレーション』

『STAR LIGHT~星色のこの気持ち、空に映れ~』

『エメラルドクリームソーダ』

『ムテキモード』

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