-OZ-が活動を始めたのが、2004年10月のこと。同年12月に初ライブを行ってから彼らは、ベスト盤を含む19枚の作品をリリース。 2013年6月16日に、渋谷 O-WEST で行った公演を持って、活動に終止符を打った。
2000年代から2010年代のヴィジュアルシーンと言えば、ジャンル(表現スタイル)の多様化と同時に、今のシーンにも通じる、ライブハウス内での煽り文化が一つのスタイルとして定着し始めていた時期。-OZ-も、"つかみを持った歌と攻撃性の強いサウンド"というバランスを軸に据えながら、変化してゆくシーンの中、時代の流れに巧みに寄り添いながら駆け続けてきた。
改めて振り返ってみても、"歌心"を大切にしながら、感情の揺れに合わせてドラマチックな展開を描きだす楽曲の数々は、今もみずみずしさを持って胸に響いてくる。ときにダウンチューニングを用いて過激さを強調すれば、一緒に口ずさみたくなるような心を揺さぶる哀愁を帯びた楽曲まで、今のシーンに繋がるさまざまな楽曲スタイルを、彼らは約9年間という歩みの中に描き続けてきた。
このたび、数ある-OZ-の作品の中から、バンドの歩みを最も明瞭に示したアルバムであり、当時は、新たに-OZ-を知る人たちにとっての入門編になっていたベスト盤。その名も『BEST』が、15年以上の時を経て2026年7月18日(土)にサブスク配信されることが決定した。よく言われる「バンドは活動を止めた後も、音楽は残り続ける」。CD全盛の頃は、作品を手に入れるためには商品として購入する必要があったが、今は、スマホやパソコンがあれば、誰もがすぐに耳にできる。
SNS上で、事あるごとに目にする「ヴィジュアル系は終わったのか」という下らない論争。一体、誰がその定義を決める権利を持っているのか。「好き」という気持ちと、それを聴き続け、表現し続ける演者がいる限り、そんな無益な論争に耳を傾ける必要はない。むしろ、ヴィジュアル系という歴史の歩みの中で、-OZ-のようなバンドが輝いていたという事実に目を向け、それを後世にも伝え続けてほしい。
近年、ヴィジュアル系に興味を持った若手層が、「古き良き時代」と呼ばれる頃の音楽を掘り起こして楽しむ傾向がある。その中に、この1枚を加えて楽しんでもらいたい。
今も、YouTubeチャンネルでは、-OZ-のMVに触れることができる。まずは、こちらを覗いてみてほしい。
PHOTO:菅沼剛弘
TEXT:長澤智典
<INFORMATION>
-OZ-
Vocal:Natsuki
Guitar:AKI
Guitar:Tama
Bass:Nao
Drums:Zukki
-OZ-
「BEST」2006-2010
サブスク配信決定!!
2026年7月18日(土)
1. Misty
2. Azalea
3. Colors
4. ATHENA
5. S.I.N
6. Butterfly
7. CLOVER
8. VENOM
9. DETOX
10. Pressed flower
11. Rain Delay
発売元:LOOP ASH RECORDS
※配信URLは後日解禁!
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